宮岡さんが、医師を目指すことを決めたのは高2の夏ごろだ。
「それまでは何になりたいという明確な希望はなかったんですが、高2になって進路を考える時期になり、自分は文系より理系だと思いました。それから『理系で女性にも向いている仕事って何だろう?』、さらに『人とface to faceで関わる仕事がしたい』と考え、『それなら医師だ!』と思ったんです。」
医学部志望を決意して、宮岡さんが最初に掲げた目標は東大の理科三類。「最高峰である東大理三を目標にして、とりあえず自分のできる限りのことをしようと思った」のだという。
最終的に医科歯科大に決めたのは、センター試験が終わってからだ。
「東大理三にはちょっと成績が足りないと思ったので。それに、私は臨床にいきたいと思っているので、医科歯科大を選択することに迷いはありませんでした。」
センター試験は学校の友達と同じ会場ということもあって緊張しなかった宮岡さんだが、医科歯科大の本試験では「周りはみんなすごくできる人なんだろうなと思って、ものすごく緊張した」のだとか。
「休み時間に周りの会話が聞こえてくると、緊張しちゃうんです(笑)。特に浪人生や、いろいろな私立を受験している人たちは、落ち着きが違うというか...。私は私立医学部をほとんど受験していなかったので、とても勝てる気がしませんでした(笑)。」
入試は傾向が変わっていたこともあって、手ごたえを感じることができなかったという。
「例年、比較的易しいと言われている数学と化学が今年は難しくて、逆に難しいと言われている生物は易しかったんです。数学と化学でとれなかった分を生物で挽回しようと思ったんですが、この問題ではどんなにできてもほかの人と差がつかないと思いました。」
合格発表は、家でホームページを見た。
「きっと落ちていると思っていたので、もうどうにでもなれという気持ちでした(笑)。番号を見つけたときは、何で合格しているのかよくわからなかったんですけど(笑)、ほっとして思わず涙が出てきました。」
宮岡さんは、中3で栄光ゼミナールに入った。
「それまで学校の勉強しかしたことがなかったので、栄光ではじめて『受験勉強』というものを知りました(笑)。優秀な友達がたくさんいて、恵まれた環境で勉強できたと思います。」
高校入学後、そのままナビオに入塾。
「ナビオは、何よりも通常授業がおもしろかった! 先生は、まず世間話をして和ませてくれて、それから授業が始まるという感じで、取り組みやすかったです。先生方と、たわいもないことを話すのも楽しかったですね。」
夏は、合宿にも参加した。
「中3の夏も合宿に参加したんですが、そのときの友達と、高3の合宿で再会できてうれしかったです。合宿では、勉強はもちろん、友達といろんな話をしたことにも大きな意味がありました。」
医学部受験を決めてからは、「最難関を目指すということで、授業も難しくなり、自分の勉強も精いっぱいでたいへんだった」という宮岡さん。超優秀な受験生ばかりが集まる模試を受けるため、満足のいく成績がとれず、ときには「心が折れるってこういうことなのか」と思うような精神状態に陥ることもあったそうだ。「そういうときは早く気持ちを切り替えることが大切だと思うんですが、自分だけではなかなかできないんですよね。私は、ナビオの先生に模試の結果を見せては『そんなものは忘れてしまえ!』って(笑)何度も励ましてもらいました。」
ナビオでは、知識を詰め込むだけでなく、自分で考え、表現することを学んだ。
「医学部受験は面接もあるので、ナビオで、先生や友達とコミュニケーションをとっていたことも大切な勉強になったと思います。」
大学入学後は、まず、「専門の勉強に入るまでの間に、自分のできることをいろいろとやっていきたい」という宮岡さん。
「具体的にはまだこれから考えたいと思いますが、いろいろな人と触れ合って、いろいろなことを経験したい。語学力も極めておきたいので、英語を学ぶサークルか、医学的な国際交流のサークルにも入りたいと思っています。」
将来はもちろん臨床医を目指す。
「子どもが好きなので、できれば小児科医になりたい。子どもが、病院は嫌なところじゃないと思ってくれるような医師になりたいですね。」
では、最後に後輩にメッセージを。
「現役生は高校生活と並行して勉強しなければならないから、すごく忙しい。だからこそ、限られた時間を有効に使うことが大切です。学校でできること、塾でできること、家でできることを見極めて、自分のスケジュールを管理し、だれないようにしてほしい。最初は『この参考書のここまでを何日までに終わらせる』など小さい目標を立てて、それを達成することから始めると良いと思います。」
入試に必ず持参した「数学のノート」は、ナビオの授業で使っていたもの。 「休み時間に周りの会話が聞こえてくると、すごく気になっちゃうんです。特に、落ち着きのある浪人生の会話がダメで(笑)。 なので、雑音は音楽で完全に遮断し(笑)、しっかりノートの内容に集中するようにしていました。」
