三毛さんと渡邉さんは、高2の夏、ナビオの夏期講習で出会った。その後は、志望校が違うこともあって、授業が一緒になることはあまりなかったが、二人ともナビオ自由が丘校の自習室で勉強し、お互いに刺激し合った仲間だ。
「自習室でそれぞれ勉強して、お昼は一緒に食べるんですが、おしゃべりの声が大きすぎて、しょっちゅう先生に『うるさい!』って言われました(笑)。」(渡邉さん)
「高3の夏休みの合宿も一緒でした。部屋も一緒だったし、教室の席も隣(笑)。往復のバスでも、二人で英単語や世界史の年号の問題を出し合っていました。」(三毛さん)
三毛さんは渡邉さんを「めちゃくちゃ努力する人。負けず嫌いで、悔しい気持ちをバネにしてがんばれるのがすごい」といい、渡邉さんは三毛さんを「集中力がハンパない。私にはその集中力が舞い降りることはなかったので(笑)、いつも、いいなと思っていた」という。
二人に共通しているのは、受験が終わった今、「受験勉強をしていたころの自分はすごかった!」と思っていること。
「やる気はもちろん、集中力もすごかった。情報処理能力もマックスでした(笑)。」(三毛さん)
「今も勉強しなくちゃと思って、参考書を見たりするんですが、まったくやる気になれません(笑)。」(渡邉さん)
そんな二人に合格までの道のりを聞いた。
三毛さんは高1の最初にナビオに入った。
「ナビオはアットホームな雰囲気で、先生との関係が密接な塾。特に、ハキハキ、サバサバした性格で(笑)、おもしろくてわかりやすい授業をしてくれた国語の先生が印象に残っています。」
一方、渡邉さんは小3から栄光に通い、そのままナビオに入った。
「人生の半分を、栄光で過ごしてます(笑)。栄光はとにかくアットホーム。高校に入るときも、慣れているところがいいと思って、ほかの塾は全く考えませんでした。ナビオは明るくて、先生もおもしろい。合宿でいろいろな教室の人と話したり、ふだん習わない先生の授業を受けたりするのも刺激になりました。」
受験勉強の間には、それぞれにスランプと感じることもあった。
「私は、もともと苦手だったセンターの国語がなかなか伸びなくて悩みました。12月の終わりから過去問を20年分解いたら、点数が上がったんですが、1日だけ解くのをやめて、夜やってみたら、またできなくなっていて...。センターの5日前には、やってもやっても下がり、しかもほかの教科にも影響するような状態で、どうしたらいいかわからなくなって、ナビオの先生にすがりついたんです(笑)。そうしたら『それは実力がないんじゃなくて精神的な問題だから、気にしちゃダメだ』って励まされて、すごくほっとしました。」(三毛さん)「高3の模試ではほとんどいい点が取れなかったんですけど、『模試でいい点取ってもしょうがない。本番でできればいいんだ』と思って、気にしませんでした。私はコツコツやって乗り越えるタイプ。受験勉強は確かにたいへんでしたが、ほかにはもっと努力している人がいるだろうから、私程度でたいへんだなんて思っていたらいけないと言い聞かせて(笑)、苦痛に思うことはありませんでした。」(渡邉さん)
受験本番には、二人ともドラマがあった。
「上智は、二次試験の面接がすごく楽しかったんです。面接官の先生が、とてもいい感じで、『この先生に習いたい』と心から思いました。合格発表は家でネットで見たんですが、それまで合格していたところはみんな母が見てくれたというジンクスがあったので(笑)、やはり母に見てもらうことにして、私は階段の上で待っていました。母が『合格した!』と叫んだので、思わず階段を駆け下りました(笑)。」(三毛さん)
「慶應の発表は、家でネットで見たんですが、自分の番号を入力したら二行ぐらいの文章が出てきて、『合格』とも『不合格』とも出てないんです。『え?』と思ってよく見たら、『あなたは補欠となりました。ランクはAです。許可が出た場合は電報で連絡が行きます』とありました。後日、学校帰りに親から『電報が来た!』というメールが来たんですが、最初は何のことかわからなくて『何の?』と返信しました(笑)。家に帰ったら、紺色のシンプルな電報が届いていて、これは補欠合格の人しか持っていない超レアなものだと思うと、うれしかったですね(笑)。」(渡邉さん)
大学進学後の抱負は?
「将来に向けて、国際関係について幅広い分野の勉強がしたいですね。友達もたくさんつくりたい。サークルも入りたいし、NGOやNPOの活動にも手をつけたいと思っています。」(三毛さん)
「英語が好きなんですが、大学では語学をもう一つ増やしたいと思っています。フランスに行きたいので、勉強がたいへんで評判の悪い(笑)フランス語をやるつもりです。友達も増やして、遊びたい。サークルは、具体的には決めていませんが、共同で何かをつくるようなものがいいと思っています。」(渡邉さん)
リラックス効果があり脳が活性化するといわれているチョコレートを、入試に持って行き、
「試験の始まる直前に必ず一粒口に入れるようにしていました。」
緑茶は殺菌作用があるので「ちょっとでも風邪を予防できたらと思って」いつも飲むようにしていたそうだ。
使っているうちに綴じ目が切れて、ついには4分割になってしまった「世界史用語集」。
ボロボロになっても、いつも持ち歩いた。「入試にも必ず持って行きました。
これを見れば、『これだけやったのか !なら、いけるんじゃない?』と思える(笑)お守りのようなものでした。」
