中3のころから、「建築士になりたい」と思っていた北方くん。
「僕は海外ドラマが好きで、そのころ見ていたドラマの主人公が一級建築士だったんです。それが、仕事しているところも普段の生活もスタイリッシュでかっこよくて(笑)。大人になったら、こういう生活ができたらいいとあこがれていました。」
受験する大学は、将来、建築士になることを前提にして決めた。第一志望校は横浜国立大学、第二志望校は早稲田大学。どちらも建築のブランド校で、一級建築士を数多く輩出している。当然、人気も高く、難関だ。高3の5月にテニス部を引退した北方くんは「すぐにはがっつり勉強する気になれなかった」というが、夏ごろから本気で受験勉強に取り組み、入試本番を迎える。
最初に臨んだのはセンター入試。国立大学を志望する受験生にとっては必須の試験であり、なかでも横浜国立大学はセンターの比重が高い。ところが、北方くんはこの重要なセンター入試で失敗してしまったという。
「緊張して、何が何だかわからないまま受けて、気付いたら終わっていたという感じでした。あとで見たら、できる問題で落としているのがいくつもあって、ものすごくへこみました。これから私立の入試も始まるのに、どうなっちゃうんだろうと不安な気持ちでいっぱいになりました。」
ナビオの先生に「勝負はこれからだ!」と励まされて気持ちを立て直したものの、北方くんは、続く私立の入試でも毎回緊張してしまい、なかなか手ごたえを感じることができなかった。しかも早稲田の入試は、筆記試験の次の日にデッサンの実技試験がある。
「周りの受験生はみんな自信がありそうで、プロっぽい鉛筆を(笑)5、6本机の上に並べているんです。僕は美術の予備校にも行っていないし、絵の練習も勉強の合間にちょっとやっただけ。鉛筆も普通のを2本くらい持って行っただけだったので、なんだか恥ずかしくて、試験が始まるまで机の上に出せませんでした(笑)。」
早稲田の発表は、家でネットで見た。
「最初、携帯で見て合格がわかったんですが、不安になって(笑)パソコンで確認し、それでも不安だったので(笑)、親と一緒にもう一度確認しました。それからナビオに報告に行ったんですが、先生に『ホントに?』と冗談で言われたのを真に受けてまた不安になって(笑)。次の日、合格の書類が届いて、やっと安心しました。」
北方くんがナビオに入ったのは高1の春。お姉さんが通っていたのがきっかけで体験授業を受け、「雰囲気がいい」のが気に入って入塾を決めた。
「ナビオはとにかく、先生がみんな個性的でおもしろかった。授業中、爆笑することも少なくなかったし、授業を受け持っていなくてもたまに覗いておもしろいことを言ってくれる先生や、教室外でも声をかけてくれる先生がいて、ホントに楽しめました(笑)。受験勉強はつらかったけど、先生のおもしろさで乗り切れたと思ってます。」
受験勉強では「高3の夏休みのがんばりが大きかった」という北方くん。ナビオで渡される予定表を使い、自分でしっかり管理して勉強を進めた。ところが夏が終わり、10月ごろになると、勉強に身が入らなくなってしまう。
「一応、勉強はしているんですが、ただ書いているだけでちっとも頭に入らない。だんだん受験がリアルに感じられて不安になってきたのと、勉強がマンネリ化してきたのとが重なって、気持ちが萎えてしまった感じでした。」
その時期を乗り越えられたのは、「ナビオの友達と先生のおかげだった」と北方くんは言う。
「友達とお互いに『伸びてる気しないよな』と言い合い、愚痴を出し切って発散すると、『でも結局やるしかないよな』という気持ちになった。それでもいつまでもしゃべっていましたが、そういうときは先生が『いつまでも話してないで自習室に戻りなさい』と注意してくれました。そのときはうるさいなと思いましたが(笑)、今にしてみればすごくありがたかったと思います。」
10月にナビオの教室の先生が一人ひとりと面談をしてくれたことも大きかったという。「先生と話をして、進路が固まり、今後の具体的なスケジュールを立てたことで、もう一度立て直そうという気持ちになったんです。教科ごとに、この時期からやるべきテキストを教えてもらって、1日何題など細かいやり方も決めました。あとはその通りにやるだけでした。」
ナビオの仲間とは「状況が同じだから、愚痴も言い合えるし、友達もがんばっているから刺激になった」という。毎日利用した自習室は「家よりも椅子が柔らかくてすわり心地がいいし(笑)、いつでも先生にプリントを出してもらえるのもよかった」そうだ。
大学進学後は「ずっと勉強したかった建築を、専門的に深く学べるのが楽しみ」と目を輝かす。
「理工学部は勉強が忙しくて、サークルに入るのはきついかもしれないと言われたので、その分、バイトはしたい。バイトは、ほかの大学の友達ができるのもいいですよね。できれば、栄光のスタッフになれたらと思っています。」
ナビオの英語の先生がくれた鉛筆は、先端についている消しゴムの下の部分がちょっと削ってあり、 そこに「君なら出来るさ!」というメッセージが書かれていた。 「マークシートやデッサンなど、鉛筆指定の問題は全部この鉛筆を使いました。そのおかげで合格です!(笑)」
