高校に入学してから、ずっとソフトボール部で活動を続けていた染野さん。
高2の終わりごろ、「周りにはそろそろ部活動を引退する子もいたし、塾に行き始めた子も多かったので」と、焦りを感じて塾をさがしたという。ナビオ出身で早稲田大学法学部に通っている年上の友人から「自分も合格できたし、ナビオ、すごくいいよ!」と勧められたのがきっかけで、ナビオに入った。そして、入ってすぐに参加した春期講習の英語の授業が、染野さんの大きな転機になったという。「関係詞がわからなくて、ついていけないのがくやしくて、授業中に泣いてしまったんです。でも、その授業ではほかにも関係詞がわからないという生徒が何人かいたので、先生が夜遅くまで補講してくれて、それでできるようになったんです!」
「自分は勉強ができていない」――そう自覚した染野さんは、ハードな部活動を続けながら、勉強にも真剣に取り組んだ。
「部活動が終わってから、ナビオまでの道を歩きながら『ゲットスルー』(ナビオで使用している英単語集)を覚えたり、必死でした。でも、高3の6月に引退するまでは部活動の方がたいへんすぎて(笑)、勉強のたいへんさはあまり感じなかったですね。」
引退後、志望校を早稲田に決める。
「それまでは国立大学を考えて、いろいろ見に行ったりもしたんですけど、特にいいと思う大学がなかったんです。その後、早稲田のオープンキャンパスに行ったら、圧倒されるような雰囲気にすごく感動して『ここだ!』と思いました。」
ナビオは「毎日楽しかった」そうだ。
「英語はもう神様のような授業で(笑)、これだけやれば絶対大丈夫だと思ってノートも作りましたが、なかなか全部はできなかったですね。一番楽しかったのは、友達と一緒にご飯を食べる時間かな(笑)。受験勉強中の唯一の息抜きでした。」
夏は合宿にも参加した。
「実は、合宿で受けた国語の授業に感動して、2学期は、その先生の授業を受けるために春日部校まで通ったんですよ。私は国語が好きなんですが、それまでは本文を読んで、問題を解いてというやり方しか知らず、本文が難解だとお手上げの状態だったんです。でも、その授業ではじめて、国語にも解き方のパターンがあるということを教えてもらい、本文がわかりにくくても問題が解けるようになりました。」
ただ、夏休みはすごく勉強したものの、10月、11月は「かなりのスランプ」に陥ってしまったという。
「高校受験のときは、教えられたことをやるだけやればそれだけできるようになると感じたんですが、今回はなかなか実力が上がっていく手ごたえを感じられなくて、つらかったです。何をやっても過去問が解けず、やる気が失せてしまいました。土日は昼間ほとんど勉強しないで、夜になると後悔して夜中まで勉強し、次の朝は起きられない――そんな日が続きました。」
10月は、受験が近いようで遠い。気持ちだけが焦り、何をしたらいいかわからなくなってしまったのだという。
「家で一人で泣いたこともあったんですけど(笑)、友達としゃべったらリラックスできました。今思えば、あの時期は過去問もできなくてあたりまえ。落ち着いて考えることが大切でした。」
入試本番では、「手ごたえのあった学習院が補欠でダメだったので、早稲田も合格する自信はなかった」というが、見事に合格。「電話で聞いて、『おめでとうございます』と言われても信じられなくて、何度も繰り返し聞きました(笑)。」
合格通知が送られてきてもまだ信じられず、そのあと科目登録の資料が送られてきて、やっと実感が湧いたそうだ。
染野さんは、将来、中学校か高校の国語の教師になりたいと思っている。
「もともと本を読むのが好きで、国語が好きだったことと、おじいちゃんが二人とも教師で、教師という仕事が身近だったということで、小学校のころから教師になりたいと思っていました。中学のころは『教師はちょっとダサいかな?』(笑)と思ったんですが、高校になって、やっぱり教師になりたいと思うようになりました。」
中学校時代の国語の先生が、すごく好きだったことも理由の一つだ。
「国語といっても、元気な体育会系の先生で(笑)、実は、私と同じ浦和第一女子高校から早稲田大学に進んで教師になった方なんですよ。この前、早稲田に合格したことを報告に行ったら、とても喜んでくれました。」
大学では「授業がとても楽しみ」と目を輝かせる染野さん。
「教職を取るので、文学部だと単位が増えてたいへんかもしれませんが、授業はいっぱい取りたい。今は、科目登録の資料を見て、何を取ろうかわくわくしているところです。あとは運動したいですね! ただ、これ以上日焼けするのが嫌なので(笑)、大好きなソフトボールをするかどうかは迷っています。
高校ではソフトボール部で活動していた染野さん。「部活動の後輩が作ってくれたお守りと携帯ストラップ、 ナビオで先生をしている部活動の先輩が作ってくれたお守りは、入試のとき、カバンやポッケなどいろんなところに入れて必ず持っていきました。」
