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2017/01/24大学受験お役立ち情報高校1年生高校2年生高校3年生

2017年度 大学入試センター試験~試験分析・学習アドバイス 国語編~

前年と比べると、国語全体としては難化。現代文が第1・2問(評論・小説)ともに難化したため、現代文のみを受験範囲とする受験生はかなり手こずったかもしれない。ただし、センター試験の難易度としては標準と言え、しっかりと学習を進めていれば、高得点を挙げることが可能だった。そのための対策と設問分析はこちら。

 【出典】※難易度は前年比
第1問「現代文・評論」(50点・難化)小林傳司「科学コミュニケーション」

第2問「現代文・小説」(50点・やや難化)野上弥生子「秋の一日」

第3問「古文」(50点・昨年並み)宮部万『木草物語』

第4問「漢文」(50点・やや難化)新井白石『白石先生遺文』


<現代文(評論)>

まずはトライ!センター評論攻略のために頭の準備体操
(1) 次の各漢字を含む二字熟語を、可能な限り挙げてみよう。媒 ・ 陪 ・ 愉 ・ 癒
(2) 近代科学がもたらした人々にもたらした影響を、プラス・マイナス両面で考えてみよう。

問1 漢字の知識
「旧に倍する」「癒着」など、正答選択肢はやや難しいが、他の選択肢を消去していけば問題なく解ける。同じ音の読みをし、形が似ている漢字は、意味や熟語の使われ方をおさえ、しっかりと区別して覚えておこう。漢字の書き取りは、普段から習慣的に練習を重ねること。

問2 内容説明
傍線部の主部にあたる「現代の科学技術」の特質をおさえる。「両面価値的存在」であるとはどういうことかを考えれば答えを導ける。傍線部分析において、主語(主部)を見逃さないことと、キーワードの特徴を追う力が必要。

問3 内容説明
近代科学が我々に豊かさをもたらした一方で、予想外の災いをももたらすことがあるという、科学論における一般的なテーマ。ただし選択肢がそれぞれ3行と長いので、しっかりと吟味をしなければならない。

問4 内容説明
傍線部中の「ゴレムのイメージ」を説明し、そのイメージを科学に投影させるという説明問題。⑤の選択肢がややこしいが、科学が我々にもたらすメリット部分が記述されていないので×。消去法のみで問題を解く傾向にある受験生には難しい問題だった。

問5 理由説明
一般市民への態度における、科学社会学者であるコリンズ、ピンチと科学者との共通点について読み取らなければならない、という点でやや難しい。難解な文章内容をかみ砕いて理解するという力が必要となる。

問6 表現・構成
小問2題の構成は本年も変わらず。適当でないものを選ぶことに注意する。選択肢をかなり細かく吟味する必要があるため、時間をかけすぎないよう注意したい。


現代文(評論)の学習ポイント
①選択肢の判断は消去法だけでなく、設問を解く際の核となる根拠を箇条書きレベルで考えておこう。

②国語で高得点をあげるためには、試験ごとに対策(制限時間や出題形式が異なるため)を積む必要がある。センター試験で高得点を狙うなら、まずはマーク試験対策をきちんと行おう。

③問題演習と頻出ジャンルの知識補充は欠かさず行おう。



<現代文(小説)>
まずはトライ!センター小説攻略のために頭の準備体操
(1) 「呆っけに取られた」という語を用いて、例文を作成してみよう。
(2) 過去の嬉しかった出来事を思い出し、それを誰かに伝えるように文章にしてみよう。

問1 語句の意味
「呆っけに取られる」「生一本」「あてつけがましい」の意味を答える問題。それぞれの語句自体は難しいものではないが、「あてつけがましい」が問われた(ウ)は、選択肢がややこしい。相手に「皮肉」が伝わるように行う様を表すことから考える。聞き慣れた言葉でもいざ説明をするとなると難しい。自分の言葉で説明をする習慣をつけよう。

問2 心情説明
文章冒頭の流れをつかめれば正解にたどりつけるが、選択肢にややこしいものが多い。丁寧に消去法を使いながら吟味していく必要がある。

問3 心情説明
主人公の直子が、何に心を動かされているかを考える問題。直前の内容から、純粋な子供の表情や仕草によって心を動かされていることが読み取れる。それを軸に、余計な文言を含んでいないものを選ぼう。

問4 心情説明
直子の追懐(過ぎ去ったことを思い出して、懐かしむこと)に至るまでの過程を、本文中から考える。心情把握は、そこに至るまでの過程を含めて行うこと。選択肢もそこまで選びにくくはないため、しっかりと得点したい。

問5 心情説明
随所に描かれた直子の心情を読み取る必要があるため、解答に時間がかかる。国語全体としての得点を優先するのであれば、後回しにしたほうが良いかもしれない。

問6 表現
文章表現の効果について、明らかに適切とは言えない選択肢2つを選べばよいため、易しい問題と言える。本文の対応箇所を見るまでもないのではないだろうか。

現代文(小説)の学習ポイント
①様々な言葉に触れる、日本語でも意味が正確に分からなければ調べる、学んだ語を自分の言葉で説明する。

②心情把握で求められているのは、主にその感情に至った過程の読み取り。文章中の事実関係をもとに、しっかりと説明できるように。



<古文>
まずはトライ!センター古文攻略のために頭の準備体操
(1) 「聞こゆ」の敬語の種類を答えてみよう。また、同じ敬語の種類の語を3つと、意味も同じである語を1つ挙げてみよう。
(2) 「な」「に」「ぬ」「ね」がそれぞれ単独で現れる助動詞を思いつくだけ挙げてみよう。

問1 語句の解釈
「にげなし」は出題頻度はそれほど高くないが、文脈も併せて絞り込む。「聞こゆ」「まほし」「あやし」は、いずれも基本レベル。センター試験レベルでも、基本単語語彙数として300語以上は必要。難関大を狙うのであれば、500~600程度が必要となる。

問2 文法解釈
「ぬ・ね・に」の助動詞識別問題。「に」の識別は難しくなりがちだが、今回の問題では明らかに用法が異なる(体言に接続している)など、かなり平易な問題。問われているそれぞれの箇所を、明確に文法的説明ができるようにしておこう。

問3 内容説明
直前の「いとあはれなる人を見つるかな、尼ならずは、見ではえやむまじき」を踏まえて考える。「ずは」は「ないならば」、「え~打消表現」で「~できない」もおさえておこう。

問4 内容説明
直前の「あやにくなる人しげさをわびしう思せば」を踏まえて考える。「あやにくなり」は「都合が悪い」、「(人)しげさ」は「(人の)多さ」、「わびし」が「つらい」、「思せば」は「已然形+ば」で「~ので」をおさえておく。

問5 和歌の解釈
和歌の解釈に関する問題だが、他の本文と併せて理解すること(「葎(むぐら)」の表す意味など)と、まずは直訳をしてみることを意識する。Yの直前にある老尼の台詞も大きくヒントになるだろう。

問6 登場人物説明
登場人物の説明を求める、という形式になっているが、実質的には本文の内容合致に関する問題。消去法を使いながら丁寧に解けば問題ない。


古文の学習ポイント
①古文単語は最低でも受験時に300語以上を覚えているように日々学習を。

②文法事項の完成はなるべく低学年のうちに。遅くとも高3の夏までには終わらせること。

③読解に必要な古文常識は、さまざまな文章から学べる。読んでいて「?」が生じる部分を深く調べてみよう。



<漢文>
まずはトライ!センター漢文攻略のために頭の準備体操
(1) 「盍(再読文字としてではなく)」と「蓋」の読みを、それぞれひらがなで答えてみよう。
(2) 再読文字の漢字をできるだけ、読みと併せて答えてみよう。

問1 漢字の読み
「蓋(けだし)」「愈(いよいよ)」の読み。いずれも漢文における頻出重要漢字なので、得点したいところ。重要漢字については、少なくとも100字以上は読み・意味をおさえておきたいところ。

問2 傍線部の意味
小問2題の構成だが、(1)がやや難しいか。また、(1)の解釈は本文全体の主旨である過去と現在(未来)の隔たりに関わるものなので、全体を読んでから再度考えると解きやすい。

問3 内容説明
傍線部中の比喩表現を説明する問題。やや意味がとりにくいかもしれない。理由を表す「以」の後に、「其相去之遠也」があることと、2つある比喩表現のうち、巨大な「江河」も「千里」離れると「帯」のように見えるという内容のほうで理解するとよいか。

問4 理由説明
故事が引用された比喩内容について、その説明を求められたもの。時に従い状況は変化していくことを、故事から反面教師的に伝えている。

問5 返り点と書き下し文
元の文に含まれる重要句法としては、「未(いまだ~ず)」の再読文字が挙げられるが、選択肢を絞るには不十分。「為」や置き字としての「於」の用法と、文脈に従い書き下したときの意味で考える必要がある。

問6表現・構成
意見を述べるときに用いる「蓋(けだし)」(意味は「思うに...」)に注目をし、根拠部分をつかむ。一橋大や上智大など、一部の大学で出題される近代文語文において、主張や意見の目印となる「蓋」はおさえておくべき。


漢文の学習のポイント
①重要漢字、重要句形の学習は低学年のうちに。高校の授業や宿題も最大限活用しよう。

②文構造(文型)を意識して文にあたること。(主─述─目or補、修─被修など)



【新高2生むけ勉強アドバイス】
センター試験および大学受験の現代文は、高校入試などで出題される文章とは質が違います。
「国語が得意」という人も油断せず改めて読解練習をしてください。「苦手」な人もやり直すなら今のうち。論理的な文章が多くなるので、論理的に読み解答する訓練を積めば得点できるようになります。

古文漢文は高1時点の文法知識でその後も読めるようになります。おぼえるべきものは高1の間におぼえ、使えるようにしましょう。

 
【新高3生むけ勉強アドバイス】

今年は特にその傾向がありましたが、センター現代文は選択肢が長く、解くためには相応の訓練が必要です。
これから受験現代文の練習をする人は、すぐセンター対策をするより、中堅私大レベルの現代文の練習からトレーニングしていった方が効果的でしょう。
古文の文法・漢文の句法は3ヵ月で練習できます。4~5月に行われる模試を目標に、弱点を補強してしまいましょう。
文法・語句を身につけた人は、読解練習。古文なら、源氏物語や和歌まで訳せるようになってください。

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