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2017/01/24高校1年生高校2年生高校3年生

2017年度 大学入試センター試験~試験分析・学習アドバイス 日本史B編~

全時代を網羅する傾向が貫かれてはいるが、近年戦後史が少ない。政治史からの出題が増え、文化史が減少!

 【総評】

・難易度
昨年よりやや難化。

・出題形式
大問数6問、小問数36問は例年通り。
正誤問題17問、適語選択(内容一致含む)11問、地図・写真問題2問、年代整序問題6問。
正誤問題が昨年の23問から減少。年代整序問題は昨年の4問から増加した。

・内容
図版・史料からの出題が多く、統計問題も復活した。社会経済史、外交史の分野も満遍なく出題された。学習指導要領に沿った「歴史と資料」に着眼した問題は目立ったが、2年目に入った新課程の「歴史の解釈・歴史の説明」を求める出題はなく、旧課程からの変化は見られなかった。

 
【出題内容】

第1問 手紙文から見る日本古代~近代史

A 海に関する外交、社会経済、政治史

B 鉱山輸送・交通・通信

問1は江戸時代の商館の場所、元寇直前の高麗での反乱を選ぶ問題。
問2は原始から近世の瀬戸内に関する正誤問題。
問3は高向玄理、隠元隆琦がどのような人物かを問う正誤問題。
問4は石見大森銀山と新潟の場所を選ぶ地図問題。
問5では資料から日露戦争と読み取る必要がある。
問6は鉄道開通が新橋~横浜間で始まった知識を問う正誤問題。


第2問 古代の思想・信仰と政治・社会との関係

A 飛鳥~律令国家期の政治・文化・外交

B 平安時代の政治・文化・社会

問1は古代仏教・政治の選択問題。
問2から
問6は古代政治・文化・社会の正誤問題。


第3問 中世の政治・社会・文化

A 鎌倉~南北朝期の政治・外交・文化

B 室町時代の政治・社会・外交・文化

問1は関東御領、守護の正確な知識を問う正誤問題。
問2は初見史料の読み取りだが、落ち着いて処理すれば前提知識がなくても解ける、センター特有の問題。
問3の年代整序は、建長寺船と雑訴決断所の年は知っておきたいが、『神皇正統記』が後村上天皇の皇位正当性を記すために書かれたことを知っていれば、成立年を知らなくても正解できる。
問4は室町幕府の職制の基本。
問5は超頻出の油座・撰銭の説明と語句を組み合わせる問題。
問6は外交に関する正誤問題。


第4問 近世の文化・政治・社会

A 近松門左衛門に絡めた文化・社会

B 寛政の改革以降の近世政治・社会

問1は近松門左衛門の『国姓爺合戦』の中身を問う問題だが、作品の内容を知らなくとも17世紀に中国で明が滅亡して清にとって代わられたことは基本なので、ぜひ正解したい。
問2は近世の経済・流通。
問3は元禄文化の写真と作者の組合せ。
問4は寛政の改革。
問5は前提知識不要の史料読み取り
問6は社会思想・事件の年代整序。


第5問 幕末から明治期の大坂(大阪)

問1は幕末に病死する将軍と天皇を選ぶ問題。
問2は「世直し」「ええじゃないか」の意味を問う、
問3は幕末から明治初期の政治、
問4は明治初期の経済の正誤問題。


第6問 近現代の公園

問1は日比谷公園でおこった事件・式典。
問2は図版から年代を確定する年代整序問題。
問3は要人殺人事件。
問4は官営事業に関する正誤問題。
問5は明治期の出版物でないものを選ぶ正誤問題。
問6は予備知識不要のグラフの読み取り。
問7、問8は国家統制・弾圧に関する正誤問題。

 
【対策・学習のポイント】

学校も塾などの授業も、両方とも大切にしてほしい。特に定期テストは毎回満点をとることを目標に。日本史は受験勉強と学校の勉強が完全にリンクする。
しかし学校で一度学習したくらいでマスターできるような範囲、難易度ではない。早めの受験勉強をしておきたい。
学校以外の日本史受験勉強開始時期は、高2の9月から始めれば間に合うが、東大など主要社会科目を2科目使う場合は、高2の4月からせめてどちらかの科目は始めておく。高3から始める方は、入試に絶対に間に合わせることができると信じて、焦らず、一つ一つマスターしていくこと。

教科書、用語集、図説を常時使っての学習は必須。今回のセンター試験を見てもらえれば、どれだけ写真を見ながらの学習が必要か理解できるだろう。
図説を使いこなせば整理・暗記しやすくなるのはもちろん、想像以上に大学入試の情報が収められていることに気づく。


<日本史が得意な人・好きな人>

①詳説日本史B(山川出版社)などの教科書を精読する。一度目は本文。二度目は本文と下欄の注。三度目は本文と史料・資料。
②学校・塾の授業を効果的に利用する。復習をためると膨大な負担になるので、一度の授業ごとに振り返る。ワーク等を配られている場合は、問題集として利用する。
③下記で推薦する問題集を、できるまで解く。間違えたところは『日本史B用語集』(山川出版社)、『新詳日本史』等の図説をその都度チェックするとよい。大学入試は山川の教科書と用語集をベースとして作成されているといっても過言ではない。
④模試の範囲に間に合わせるように学習を進めると、当然入試にも間に合う。以下は目安。
高2の1月末まで⇒原始~鎌倉文化。高3のゴールデンウイークまで⇒原始~戦国時代。
高3の7月まで⇒原始~江戸三大改革。高3の10月中旬まで⇒全範囲。
模試は各予備校講師が自らの講師生命をかけて作った、翌年入試の予想頻出問題である。
一日疲れて、できた、悪かった、で終えていい内容のものではない。普段の問題集もそうだが、間違えたところを用語集・図説・ノート・プリントにチェックする。
一度勉強したのにかかわらず間違えたと痛烈に反省することで、その後の成績急上昇が見込める。漫然と勉強するだけでは、日本史成績は簡単に上がりそうで、なかなか成績は上がらない。
⑤過去問
全範囲の学習を終え次第、センター試験⇒私大と解く。特に日本史の問題は受験校の志望学部以外の問題についても、類似問題が多いのでぜひ解いておきたい。
⑥論述が必要な方
『Z会段階式論述のトレーニング』⇒2学期からで十分で、それまでは口頭で説明できるようにしておければよい。ただし東大模試等に間に合わせたいのであれば、4月頃から週1題解くのもよい。必ず先生に添削してもらうこと。


<日本史が苦手な人・嫌いな人>

①まずは自分も頑張れば日本史が得意になると信じてほしい。「苦手だ」と思うだけで、不思議と得点は伸びないものである。嘘でも「できる」と信じ続け、そしてそれに伴う努力をする。
②小学生向けの20冊前後ある『まんが日本の歴史』を読む。買わなくても図書館で借りて読めば、歴史学習では当たり前の「流れ」がわかる。全てを単純暗記すると膨大な知識量になるが、お話が分かっているのであれば、あとは細かい知識を足していくだけである。どういう順番で人物が登場してきたのか、どういう順番で物事を行ったのか、それだけ知っているだけでできてしまう年代整序問題すらある。そのうえで、覚えなければならないものは、断固として絶対に覚える。
③ ①と②の他は「日本史が得意な日本史が得意な人・好きな人人・好きな人」とやることは同じ。ただし、教科書は学校や塾で勉強してから読む。最初に読むとわからなくても、分かってから読むと最高のまとめになっている。


【お薦め問題集】
『Z会はじめる日本史』⇒全員向け。
『Z会実力をつける日本史100題』
⇒最難関国立・早慶上智・GMARCH、國學院、津田塾など上位校以上受験者向け。
『Z会攻略日本史 テーマ・文化史』
『センター試験への道』(山川出版社)⇒センター試験・マーク式のみ受験の生徒向け。

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