最難関国公立大学合格のための『日本史』学習の道筋
世界史の最終目標得点について
※「最終目標」は世界史で得点を稼ぎたい人の目安。
※「最低目標」はこれを下回ると他教科でのカバーが困難になる目安。
上記目標達成のためのスケジュール(東大・一橋大以外の最難関大学志望も基本同じスケジュールがベスト)
最難関大学合格のポイント
意味のない政策・文化は歴史に残らない。常に歴史の変化と意義を理解しながら、圧倒的な知識を手に入れた者が合格を勝ち取ることができる。
6月~夏休み前まで
「模試範囲分野の学習を教科書・一般問題集レベルで終了していること」
- 東大模試では範囲の指定は実際はしていないが、毎年の傾向として、日本史は戦後からの出題はない。
- 模試範囲の分野は、一般私立レベル(学習院大・GMARCHなど)の学力をこの時期までに養成。
⇒夏前には...少なくとも江戸時代までは完成していることが望ましい。
夏休み~第1回東大模試まで
「最難関問題に触れておくこと」
- 夏休み終了までにGMARCHに合格する実力をつけておく。
- 論述用の問題集を始める。
お勧め論述練習法としては
①まず自力で考えてみる。
②次に教科書など、何を見てもよいから調べながら書く。
③先生に添削してもらう。
最初から調べてしまうと、自力で考え始める習慣がつきにくくなる受験生もいるので、制限時間つきでよいので、まずは考えてみよう。 - 演習問題は東大一橋大の過去問(東大の25ヵ年や一橋大の15ヵ年または青本が望ましい)か、東大一橋大の予想問題がベスト。
- 全教科共通だが「何を要求しているのか」を理解するところから始まる。解説・解答・教科書から学べることが数多くある。
- 東大なら、1行30字の原稿用紙を用意して取り組む習慣をつけておく。
⇒第1回東大模試では...日本史30点以上取れると相当余裕ができるが、ここで実戦練習の経験を積めただけでも十分な成果。
第1回東大模試~第2回東大模試・一橋大模試
「焦らず問題に挑み続ける」
- 論述問題を着々と進める。
⇒第2回東大模試・一橋大模試では...日本史の目標点に到達してほしい。
第2回東大模試・一橋大模試~冬休み
「日本史はこの時期に完成」
- この時期からは時間制限をつけて、2科目での配分も意識する。
- 私立大学(受験する大学の、受けない学部も解く)の過去問もこの時期になるべく終わらせておく。
- 1日1年分のペースでセンター試験の過去問に取り組む。
冬休み~センター前
「センター対策と暗記」
- ひき続きセンター試験の過去問に取り組む。
⇒センター試験では...ぜひとも日本史で満点をもぎ取る(悪くても90点以上)。
センター後~本番
「記述対策と最終調整」
- まだ解いていない過去問があればここで解く。
- 不安な分野があれば、今まで使ってきた問題を解き直す。
⇒ここまでくれば...日本史が、合格を勝ち取るための武器となっていることだろう。