オンライン入試の心得

感染症対策から本格化した様々なオンライン施策ですが、これを期に定着するものも多いと思われます。例えばリモートワークや、オンライン面接などは、移動時間を省き、効率化を求める企業や団体の理にかなった施策となりました。今回のコロナが終息しても、継続実施をする企業は多いようです。

大学入試でもオンラインが続々と導入されており、このまま定着する可能性も高いでしょう。地方から首都圏の大学、もしくはその逆でも、遠方からの受験がしやすくなる一方で、オンライン面接ならではの事前準備も必要になります。特に推薦型の入試では既に多用されています。

「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」「総合型選抜(旧AO入試)」いずれも、面接をオンラインで実施する大学は昨年に比べて確実に増えました。オンラインしか受け付けない大学もあれば、対面かオンラインを選べる大学もあります。選択式の場合は、志願票で「オンライン受験希望」の申請をします。また、出願書類を投函する前に「オンライン面接試験予約」が必要な場合もあります。志望校の受験案内をよく読んで取り組みましょう。

使用されるアプリはZOOMが多いようですが、LINEビデオ通話、Teams、GoogleMeet、BIZMEE、など大学によって様々です。事前にインターネット環境を整えるのはもちろんですが、各種アプリをインストールして、使い方に慣れておきたいものですね。

以下に、オンライン入試に備えるために必要な事項を挙げてみましょう。

インターネット接続環境


  • カメラ付きのパソコン、タブレット、スマートフォン
  • 音声入出力デバイス(ヘッドセット等)
  • Wi-Fi環境(ネット回線への接続はLANケーブルによる有線接続を推奨)
  • 大学側指定コミュニケーションアプリのインストール
  • 受験用の個室(同室に他の人が居ないこと)

募集要項で、オンラインでの面接が通信不良などで切断された場合は、面接を打ち切る可能性を示唆し、その旨の同意書への署名を求めている大学も散見されます。事前に通信状況チェックの日を設けている大学も多いですが、その前に、友達や家族と通信の上、必ずチェック・確認をしておきましょう。当日は、使用するパソコンやスマホがフル充電になっているかの確認も忘れずに。

尚、パソコンやスマートフォンなどの機器が無い場合や、通信状況が芳しくない場合は、大学構内のオンライン設備を使用するか、対面での面接を受け付ける大学もあります。早々にあきらめず、ホームページを確認し、明記されていない場合は問い合わせをしてみましょう。

オンライン試験内容

  • プレゼンテーション能力審査
    与えられた文献資料に基づき、自分自身の考えをまとめて発表する。その後、質疑応答を行う。
  • 自己表現力審査
    志望理由、活動歴など、提出された書類の内容を中心に自己紹介と自己アピールをする。
  • 討論力審査
    与えられたテーマについて、オンライン上でグループ討論をする。

大学によって試験内容や課題は様々ですが、概ね上記のいずれかが実施されています。所要時間も大学によって異なりますが、30~40分程度が多いようです。また、理系の学部では、数学的思考力・論理的思考力・解法作成力などの基礎能力を問う演習を口頭試問で出される場合もあります。

オンライン面接対策

  • 服装・髪型は、対面での面接と同様に身だしなみを整える。画面に映らない部分にも手を抜かない。
  • 映り込みを意識し、部屋を片付け、背景はシンプルな壁やカーテンにする。
  • 照明不足や逆光で顔が暗くならないようにする。顔の正面斜め上から柔らかい光をあてると明るく映る。
  • 姿勢を正しくするため、カメラは高い位置に。画面と適度な距離をとり、肩まで画面の枠に納まるようにする。
  • 目線はWEBカメラに。手元に置いた資料を凝視したり、パソコン後ろに用意した原稿を読むなどは不可。
  • 挨拶・受け答えはハッキリと、普段より大きめの声で。タイムラグが生じても焦らずに間を置いて話す。
  • 面接終了後、通信が切れるまで気を抜かない。

オンラインでも身だしなみはきっちりと整えましょう。画面に映らないと思っていた部分が、うっかり映って面接官に悪い印象を与えてしまうこともあります。同じ理由から、使用する部屋は片付けておきましょう。ネット環境や試験内容にばかり捕らわれて、一番大切な清潔感、前向きで明るい表情や姿勢、丁寧な言葉遣いなどを忘れてしまわないように気を付けてください。

面接がオンラインになっても、大学が受験者に求めるものは変わりません。その大学に入って何を学びたいのか、何を研究したいのか、どうしてその大学でなければならないのか、その能力を持っているのかを問いかけられます。自分の能力や希望をきっちり言葉にして表現し、面接官に伝えることが最も重要なポイントです。

大学受験ナビオのオンライン面接対策

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