指定校制の学校推薦型選抜とは?

新大学入試制度の導入により、推薦入試の名称が学校推薦型選抜に変更され、その内容も一部で改善されました。その改善点と、主に指定校制の学校推薦型選抜についてまとめました。

1推薦入試から学校推薦型選抜への改善点

推薦入試と同様に、各大学が掲げるアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)にふさわしい生徒であると、高等学校長が推薦することが第一の出願条件であるのに変わりありませんが、学校推薦型選抜では、調査書等の出願書類だけでなく、小論文や口頭試問、実技やテスト、もしくは大学入学共通テストでの評価が必須となりました。また、高校から提出する推薦書についても、本人の学習歴や活動歴を踏まえた「学力の3要素(基礎的な知識・技能、思考力・判断力・表現力等の能力、主体的に学習に取り組む態度)」の評価記載が必要となっています。

2学校推薦型選抜の種類

公募制

どの高校からでも出願が可能で、既卒生を受け入れる大学もあります。私立大学だけではなく、国公立大学でも実施していますが、国公立の場合は募集人数が少なく、成績基準となる評定平均も非常に厳しくなっています。

【公募制一般選抜】
成績を主として選抜する方式で、特別推薦選抜に比べて募集定員が多くなっています。

【公募制特別推薦選抜】
スポーツや文化活動、委員会やボランティア、地域での取り組みなどの課外活動実績によって選抜する方式です。

指定校制

大学が指定した高校の生徒だけが出願できます。受入れは現役生のみで、さらに専願のみとなります。国公立大学では導入されておらず、私立大学のみが対象です。成績、課外活動実績、生活態度などで評価され、志願者が多い場合は校内選考が実施されます。推薦枠が少ないため、選ばれた場合の合格率はかなり高くなります。

3指定校制の学校推薦型選抜の出願・試験時期

出願・試験時期は大学によって異なりますが、一般的には以下の流れです。

  1. 6~8月ごろ
    情報公開
  2. 10月ごろまでに
    校内選考で決定
  3. 10~11月ごろ
    出願・選考
  4. 12月ごろ
    合格発表・入学手続

どの大学のどの学部が指定校推薦募集枠になるかは高校によって毎年変わる可能性があります。情報公開を待って、希望大学が指定校枠か確認したら、担任に出願の意向を伝えましょう。

4指定校制の学校推薦型選抜の評価基準

成績基準となる評定平均、課外活動、部活動、出席日数などが審査対象となりますが、各大学の審査過程や基準は非公開となっています。

評定平均

評定平均とは、履修科目の5段階評価の成績合計÷履修科目数です。評定平均の基準は大学によって異なりますが、目安としては4か5、難関大であれば5が必須です。また、実技教科(体育・芸術・家庭)も評定平均に入るので注意が必要です。

選抜試験

書類提出(志望理由書、自己推薦書、エントリーシートなど)、面接、小論文、プレゼンテーションなどが主となりますが、一部では大学共通テストの結果を適用する大学もあります。また、特に芸術系、体育系の学部では実技試験が課されることもあります。

校内選考の段階で、改めて学力試験、面接などを実施する高校もあるので、情報公開時によく確認しましょう。

5指定校制の学校推薦型選抜の対策

校内選考で指定校推薦枠を手にするには、高い評定平均をとる必要があります。評定を決める定期テストは、3学期制で全12回(2学期制は全10回)実施され、そのうちの5回(2学期制は4回)が高1の間に受けます。つまり、高1の成績が評定平均の約4割を占めていることになり、高校入学直後から定期テストに全力で取り組まねばなりません。

さらに、評定平均は全科目が対象です。どの科目でも基礎力を強化して苦手科目を減らしましょう。また、厳しい基準の校内選考に落ちてしまう場合もあるので、一般選抜の対策も同時に進める必要があります。

6大学受験ナビオの学校推薦型選抜対策

大学受験ナビオでは、一般選抜対策はもちろん、学校推薦型選抜や総合型選抜を視野に入れた定期テスト対策にも最適な指導を行っています。様々な選抜方式を見据え、定期テストの活用による効果的な学力アップの方法をアドバイスする、「定期テスト対策勉強会」も各教室にて開講しており、受講していない科目の質問にも対応しています。また、推薦型選抜の小論文や面接の対策授業も行っています。

今後、推薦型選抜の入学定員枠は、各大学にて順次拡大されていく見込みです。ナビオでは、大学受験専門の講師とナビゲーターが、それぞれの受験生に適した情報を提供し、変化に応じた適切な選抜対策の指導を行うことで志望大学への合格をサポートしています。

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