大学受験に英検®は必要?

1新大学入試制度で、英語の試験は何か変わったの?

2021年度から導入された新大学入試制度にて、英語の成績に外部検定試験の結果を用いるのは見送られましたが、大学入学共通テスト自体の変更は実施されました。センター試験との大きな違いは配点です。

  • センター試験:筆記200点+リスニング50点
  • 大学入学共通テスト:リーディング100点+リスニング100点

リスニングの配点が高くなり、実用的な英語力が求められるようになりました。

また、英語の外部検定試験については、以前から私立大学などで多く採用されていましたが、2021年度にも総合型選抜や学校推薦型選抜で出願資格や得点換算として活用する大学が増えています。

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2大学受験で英語外部検定試験を活用するメリットは?

英語の外部検定試験を受けて獲得したレベルによって、大学によっては優遇措置が受けられ、受験を有利に進めることができます。英検®の場合、2級以上がひとつの目安になります。

主な優遇措置

①出願資格
各大学が指定する英語検定の級やスコアを出願条件として設定。多くが英語試験を免除される。

②得点換算
英語検定の級やスコアによって、大学入学共通テストや各大学の個別試験の点数に換算される。
レベルによっては試験が免除となる場合もあり。

③加点
英語検定の級やスコアによって、大学入学共通テストや各大学の個別試験の英語の点数に加点される。

④判定優遇・合否参考
英語検定の級やスコアによって、出願書類の評価で優遇される。

特に、学校推薦型・総合型選抜では、多くの大学が出願資格として英語外部検定試験を求めています。外国語や国際関係の学部・学科に多く、出願時点で受験生が絞られるため、倍率が下がる傾向にあります。

そして、受験生にとって、英語外部検定試験が活用される最大のメリットは、英語の試験だけを受験シーズン前に受けられることです。当初の新大学入試制度で検討されていた際には、資格取得時期に制限がありましたが、現時点では、その制約はありません。高1や高2からでもチャレンジできるということです。受験方式や、受験する大学にもよりますが、英語の試験を先に済ませておくことができれば、それは大きなメリットとなるでしょう。

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3どの検定が有利なの?

特にどの検定が有利ということはありません。一般選抜での受験を考えていて、さらに志望校が決まっていれば、その大学が採用している検定試験があるかをまず調べてみましょう。志望校がまだ決まっていなければ、最もメジャーなのは英検®です。受検機会も多いですし、学校で受けられるところもあるのでチャレンジしやすいでしょう。1つ受けておけば、CEFRの対照表で、異なる検定試験のレベルも測ることができます。(CEFRについては、次の章で解説します)

学校推薦型選抜や総合型選抜では、志望校が採用しているか否かだけではなく、検定試験を選ぶ必要があります。留学を希望していて、志望理由書に記した場合は、特に重要です。海外の大学に提出する資料として主に使われているのはTOEFL®やIELTSのスコアです。留学を視野に入れた上で、志望校を決めた場合は、英検®よりもTOEFL®やIELTSに的を絞って得点を高めた方が有利になります。

また、留学したい国が具体的に決まっている場合は、その国の言語の検定を受検しておくと、さらに良いでしょう。学校推薦型選抜や総合型選抜のような志望理由書や面接を伴う場合に、志望する学部・学科に既に興味を持って取り組んでいるという良いアピール材料となります。

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4CEFRとは?

CEFR(セファール)とは「外国語の学習・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠」のこと。外国語の運用能力を同一基準で測るための国際的な指標で、様々な英語能力検定試験のレベルが、それぞれの検定ではどの級やスコアに適応するのかを参照することができます。CEFRには、A1,A2,B1,B2,C1,C2の6レベルがあり、大学入学共通テストの英語は、CEFR指標のA1~B1レベルとされています。尚、英検®でも2020年度からCEFRの指標に合わせ、4技能に応じた「英検®CSEスコア」を導入しています。

大学受験を有利にするためにはCEFRのB1以上(英検®の2級以上)が必須です。CEFRのB2以上(英検®の準1級以上)であれば、優遇措置の範囲がさらに広がります。

各資格・検定試験とCEFRとの対照表 
文部科学省(平成30年3月)

○表中の数値は各資格・検定試験の定める試験結果のスコアを指す。スコアの記載がない欄は、各資格・検定試験において当該欄に対応する能力を有していると認定できないことを意味する。

※ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定®及びGTECは複数の試験から構成されており、それぞれの試験がCEFRとの対照関係として測定できる能力の範囲が定められている。当該範囲を下回った場合にはCEFRの判定は行われず、当該範囲を上回った場合には当該範囲の上限に位置付けられているCEFRの判定が行われる。

※TOEIC L&R/ TOEIC S&W については、TOEIC S&Wのスコアを2.5倍にして合算したスコアで判定する。

※障害等のある受検生について、一部技能を免除する場合等があるが、そうした場合のCEFRとの対照関係については、各資格・検定試験実施主体において公表予定。

は各級合格スコア

※括弧内の数値は、各試験におけるCEFRとの対象関係として測定できる能力の範囲の上限と下限

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5大学入試に活かせる英語検定試験

日本で受検できる主な英語検定試験をご紹介します。目指す学部・学科や志望校が求める検定を調べて、上手に活用しましょう。

大学入試に活かせる英語検定試験

実用英語技能検定®(英検®)
日本全国で年3回実施(5月/10月/1月)。レベルは5級~1級の7段階。3級以上は筆記試験合格者のみが二次試験である対面式のスピーキングを受けられる。
S-Interview:3技能をマークシートまたは記述式で受検し、合否に関わらずスピーキングを対面式で実施。
英検 S-CBT:年3回実施(6月/7月/8月)。4技能すべてをPCで受検。スピーキングも同日に録音してネットで送信する。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

GTEC
ベネッセコーポレーションが運営。「Core(中1~高1)」「Basic(中3~高3)」「Advanced(高1~高3)」の難易度別に分かれ、大学入試に活用できるのは「Advanced」。学校での団体受検のみ。
GTEC(CBT)(高2~高3):難易度別ではなく1種類のみ。個人で申込み、全国の指定会場でPC受検。

TEAP(Test of English for Academic Purposes)
上智大学と公益財団法人日本英語検定協会が共同で開発し、日本英語検定協会が運営。主に高校生が対象。大学教育レベルにふさわしい英語力を測る。英検®との比較において、準2級から準1級の難易度で出題されるが、「Reading」「Listening」の難易度が高く高得点を取ることが難しいが、「Speaking」「Writing」は、練習次第で高得点を取ることが可能。年3回実施(7月/9月/11月)。
TEAP CBT:PC受験版。紙ベースとは異なり、画像・映像・音声を使った試験内容で、思考力・判断力・表現力に重点を置いた内容。TEAPよりも採用している大学は少ないが、徐々に増えている。年3回実施(6月/8月/10月)。

TOEIC®(Test of English for International Communication)
米国の非営利テスト開発期間であるETS(Educational Testing Service)によって開発された。日本では80都市の指定会場で年10回実施。海外で採用している大学は少ないが、英語によるコミュニケーション能力とビジネス能力を検定するための試験であるため、日本では英語レベルの測定として採用する企業が多い。リスニングセクション5点~495点、リーディングセクション5点~495点、トータルスコア10点~990点の5点刻みだが、1問5点ではない。試験後の正答率によって配点が決まるため(統計的な処理を加えた採点)問題の難易度や実施時期に関係なく、受験者の能力に応じて一定のスコアが判定できる。ETSの出題形式や評価方法は、英検®やTEAP試験にも応用されている。Listening & Reading Testはマークシート方式、Speaking &Writing TestはPC受検で、別々に申込みが可能。

大学入試および、海外留学に活かせる英語検定試験

TOEFL®(TOEFL IBT®)(Test of English as a Foreign Language)
TOEIC®同様ETSによって開発・運営されている。英語圏の高等教育機関が非英語圏の入学希望者の英語力を判定する際に用いるためアカデミックな内容が多く難易度も高い。オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、米国、英国、欧州など150ヵ国以上の1万を超える大学や教育機関で採用されている。大学レベルの英語能力を測定するテストで、英語圏留学への重要な指標となっている。
PC受験で、英語4技能を組み合わせた学術的な課題を遂行する能力も評価する。年間45回以上実施。

IELTS(International English Language Testing System)
ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)、IDP Educationによって(2010年から日本英語検定協会も参加)共同運営されている。IELTSの満点は9.0点で英検®1級(8.0点)以上の英語力についても判定可能。英語圏への留学に有利。英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関が採用。米国でもTOEFL®に代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超える。全国16都市でほぼ毎週実施。

ケンブリッジ英検(Cambridge Assessment English)
ケンブリッジ大学英語検定機構が検定試験を行う(2018年より学校法人河合塾が一般財団法人日本ケンブリッジ英語検定機構を設立)。CEFRに完全準拠し、IELTS同様、英検®1級(CAE/CPE)以上の英語力についても判定可能。国際通用性が高く、英語圏への留学に有利。指定の試験センターにて年4回実施。世界で年間300万人が受検。

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6大学受験ナビオの英語検定試験対策

現役合格を目指す高校生専門塾である大学受験ナビオでは、英語検定試験対策にも対応しています。グループ授業の「英語4技能試験対策講座」の他、個別指導による各検定試験に特化した授業も可能です。特に「英語4技能試験対策講座」は、ネイティブ講師ならではのコミュニケーションに特化した授業と日本人講師ならではの詳しい解説をする試験対策に特化した授業で、英語4技能をバランスよく身につけ、大学受験や将来に対応できる英語力を養います。日本人講師がサポートするので、英会話の経験がなくても安心して受講できます。さらに時期によって「英検®対策ゼミ」や「夏の短期集中特訓」などの受講により、試験直前まで万全の対策が可能です。

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※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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